建築探訪
BLOG
大野からくり記念館の建築探訪
先日、建築的視点を深めるため、石川県金沢市にある大野からくり記念館に訪れました。
この建物は、吹上御所などを手がけた建築家・内井昭蔵氏(元京都大学教授)による設計です。
特徴的なのは、北前船をモチーフにした外観と、建築そのものに“からくり性”を持たせている構成。
建物は楕円形の平面で構成され、外壁に沿って傾斜した二列の柱が並び、内部は放射状に梁が組まれた立体的な架構が広がってます。
外から眺めるだけでも、静かな佇まいの中に躍動感と緊張感が共存しており、動きのある構造が生み出す独特の存在感が印象的でした。




